母と2人で、トルコ周遊のツアーに参加しました。時期は10月で、現地も日本と同様季節は秋の過ごしやすい気候でした。目的は、主に観光で、世界遺産など見所を効率よく回りたかったのでツアーを利用しました。また、私はトルコ料理がとても好きで当時ハマっていたこともあり、食べ歩きも目的の一つでした。他にも、現地でレトルト食品などを買うことと、トルコ石や絨毯など伝統工芸品の工場を見られることも楽しみに参加しました。

日帰り旅行5.jpg

先月エントランス日帰り旅行に当選して母と参加した時に、ツアー自体はバスで色々連れて行ってくれてとても楽しかったのですが、その際買うのを迷ったお土産はその場で買わないと次に買いたい!と思っても出来なかった経験から、今回の旅行では直感を信じて「欲しい!」と思ったものは迷わず購入しました。

トルコ料理といえば「ケバブ」が有名ですが、元々水を使わない焼き料理全般を指す言葉で、「ドネル・ケバブ」や「シシ・ケバブ」など、焼き肉料理が特に有名です。また、多くの国民がムスリムなので、豚肉は食しません。主食では米も食べますし、魚介料理も多いので食事には困りませんでした。たまに醤油を使いたくなる時はありましたが。

日帰り旅行に参加して観光したのはイスタンブールの歴史地区を始め、トロイの木馬、エフェソスの遺跡、パムッカレ、コンヤのメヴラーナ博物館、カッパドキアの奇岩群などスタンダードなトルコの観光地を一通りです。トロイやエフェソスは、ローマ時代の趣を残した彫刻やコロッセオなどがあり、歴史を感じさせるものでした。

パムッカレは見る場所によって少しずつ違う水の揺らめきが美しかったです。メヴラーナ博物館やイスタンブールのモスク群の中では厳かな空気が漂い、オリエントからヨーロッパまで多種多様な文化財が残る様に、オスマン帝国の繁栄していた様を実感しました。また、カッパドキアは宗教弾圧から逃れて岩の中で暮らしていたキリスト教徒の名残が多分に感じられる、ミステリアスな遺跡でした。

どこにいっても、至る所に犬や猫がいて、みんなとにかく人懐っこい!トルコでは、野良犬や野良猫も自然に存在しているので、人間がコントロールしようとせず、野放しで共存しているそうです。遺跡の貴重な石像の上にも、トロイの木馬の中にまで、猫ちゃんがこんにちはしていて、猫好きの私には最高に可愛い景色でした。

また、パムッカレでは温泉の中に入っていく時、イタズラな野良犬が観光客の靴を持っていってしまうので、観光地がビニール袋を配布してくれました。靴を入れるのがもったいないくらい素敵なデザインの袋でしたが、足元にワンコたちが擦り寄ってくるので靴に使わざるを得ませんでした。

オプションとしては、ベリーダンスナイトと民族ダンスショーに参加しました。カッパドキアの洞窟レストランのオプションで参加したダンスショー!ベリーダンスのお姉さんも、フォークダンスのお兄さんも、みんなパワフルで、観客席まで巻き込んでノリノリでした!腹踊りみたいなダンスに爆笑していたら私の隣の席まできて激しく踊り出された時は、もうどうなるかと思いました。お客さんも参加できるダンスタイムでは、私と母もイェイイェイ言いながら踊り込んでフィーバーしてきました。

困ったことといえば、イスタンブール基準で割と薄手の上着しか持っていっていなかったところ、カッパドキアが夕方になると思った以上にめちゃくちゃ寒かったこと!しかも寒暖差があり、さっきまでポカポカ陽気だったのに、突然日が翳ったと思ったらバスの中の温度表示が1℃になって驚きました。添乗員さんは慣れたもので、当時流行り始めた頃のウルトラライトダウンを持参していて、流石だなと感心しました。空港でたくさん売っていた理由に納得でした。

怖かったのは、自由行動の時間に話しかけてきた現地の男の人にずっと着いて回られたこと!「すみません、今何時ですか?」と突然日本語で話しかけられたので、うっかり返事して日本人だとわかるや、僕日本人が好きで、とトークが始まり、親日国なので今までも話しかけられることが多かったけれど、話が進むにつれこのおじさんはちょっと異常だと思う感じで…。

幸い現地ガイドのお兄さんが割と近くにいたので、手を挙げてヘルプサイン出したところで離れてくれましたが、1キロくらいは一方的に喋りながら付いてこられて、女2人だったこともあり怖かったです。この度唯一のちょっと嫌な記憶です。食事は、肉、魚、野菜とふんだんに盛り込まれたトルコ料理で毎日大満足でした。

大学時代の友人と一緒に台湾に旅行に行きました。台湾の桃園空港までは、関西国際空港から台湾のフラッグキャリアであるチャイナエアラインで約2時間ほどです。友人も私も食べることが大好きなので、台湾グルメを楽しむための旅でした。とくに夏の台湾ではマンゴーのかき氷など南国らしいものが食べられるので、お互いの夏休みの予定を擦り合わせてお盆の頃に旅行をしました。真夏の台湾は恐ろしく蒸し暑いですが、その分かき氷もタピオカミルクティーも美味しく感じます。

日帰り旅行4.jpg

初日はホテルを取った台北近辺をぶらぶらして過ごしました。台北で最も大きな夜市である士林夜市で食べ歩きをしましたが、屋台のごはんはどれを食べてもおいしかったです。かの有名な顔の大きさほどもある鳥の唐揚げはジューシーな上にちょっとだけスパイシーで食欲が増しますし、台湾ビールにもよく合います。

台湾風の牡蠣のオムレツは不思議な触感で、片栗粉でとろみをつけているのか少しもっちりしている食感が美味しかったです。オムレツにかかっているソースもオイスターとケチャップを混ぜたような味で、日本人はみんな好きな味だと思います。とにかくたくさんご飯を食べたのですが、中でも私が気に入ったのは愛玉ゼリーでした。甘酸っぱいレモネードのようなシロップをかけていただくゼリーなのですが、これが暑い台湾の気候にぴったりのすっきりした喉越しで最高でした。

旅行の三日目に台北駅から九份と十份に日帰り旅行で行きました。台湾の国鉄とバスを乗り継いで台北駅から1時間ほどで行ける街なのですが、どちらも美しい街で観光を楽しめました。特に九份はあの「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋風の街並みが広がっており、夜になれば赤い提灯に明かりが灯って幻想的でした。こちらは日本人の間でも有名な観光地なので、九份行きのバスの中はほとんど日本人で苦笑してしまいました。

実際に現地に着いてからも辺りは日本人だらけで、台湾に来た感覚はあまりありませんでしたが楽しかったです。物価も台北に比べれば少し安かったような気がします。そして同じ日に九份からほんの30分ほどの十份にも足を伸ばしましたが、こちらではほとんど日本人を見かけませんでした。

九份の最寄り駅である瑞芳駅からローカル線に乗り換えて向かうう街ですが、台湾のローカル線はものすごく線路が狭くてびっくりしました。また、この路線は一時間に一本しか電車が来ないので、なんと十份の街では電車の線路の上に屋台を出しています。電車が来る時刻になったらお店の方が急いでお店ごと線路の外へ移動していく様子が面白かったです。

九份をぶらぶらと歩いている時、観光のメイン通りから外れて現地の方の自宅が多くある住宅街に迷い込んでしまったのですが、そこで突然背後から「バン!バン!」と爆発音が立て続けになったのには飛び上がってびっくりしました。ちょうどその頃は欧州でテロがあったので、友人と共に物影に身を隠して辺りを警戒しました。音がまさしく「爆発音」といった感じで、しかもそれがかなり大きな音だったので本気でテロか何かだと思い、友人と「これやばくない?」「ここ観光地やしほんまにテロの標的になってもおかしくないで」などと焦りつつ旅行会社のツアーデスクの電話番号を調べているうちに、現地の台湾の少年が二人、申し訳なさそうにこちらに近づいてきて「すみません、爆竹を鳴らして遊んでいただけです」とわざわざ説明してくれました……。

彼ら曰く、春節の日に余らせた爆竹が家の中にあったので遊び半分で鳴らして遊んでいたとのことでした。私は少し中国語ができるので「気を遣わせてごめんね」と謝り、そそくさと観光のメインストリートに戻りました。かなりびっくりしましたが、遊びで爆竹を鳴らすというのも台湾ならではの面白い風習が見られました。

12月末に友人と二人でフランスのパリへ旅行に行きました。飛行機のチケットとホテルはHISで確保しました。航空会社はエールフランスを利用し、直行便で行きました。空港からホテルまではタクシーを利用し、パリ市内の移動はバスか地下鉄を利用しました。観光の目的は、クリスマスマーケットを見たかったからです。また、冬場の方が観光客が少ないため、美術館巡りや買い物がゆっくりできるのではないかと思い、オフシーズンではありますがパリへ旅行に行こうと思いました。

美術館はルーブル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ポンピドゥーセンターを見学しました。ルーブル美術館では職員のストライキがあり、9時オープンのはずが10時にならなければ入館できませんでした。それでも、今回行った美術館はあらかじめチケットを予約していたため、当日チケットを購入するよりはスムーズに入館できたと思います。
オペラ座でのバレエ観劇も予定しておりましたが、こちらもストライキがあり、パリに滞在していた5日間、全ての公演が中止になりがっかりしました。日帰りのオプショナルツアーでモンサンミッシェルへ行きました。パリ市内のレストランは沢山あり、食べる場所には困りませんが、とにかく食べ物の物価が高いです。

日帰り旅行3.jpg

美術館で名画を間近で見られたことが最大に楽しかったです。日本で企画される○○展では長蛇の列に並ばなければ見られないような絵画が、近くでゆっくりと見ていられる環境というのはヨーロッパならではではないかと思います。名画の写真撮影も可能、デッサンも可能、という寛容さは流石芸術の都パリだな、と思いました。

また、12月25日クリスマスイブの日は観光する場所に困るのではないかと内心心配しておりましたが、日帰り旅行はセーヌ川のクルージングを申し込み参加できました。冬場は街歩きをするのには寒いので、クルージングでパリの雰囲気を感じて楽しむ経験ができて面白かったです。また、クリスマスイブに大きな美術館では唯一、ポンピドゥーセンターが開いていたので見学に行きました。クリスマスイブにヨーロッパの国を訪れるのは初めての経験でしたが、街並みも英語圏の国ほどの装飾の華やかさは感じられず、慎ましく家族で過ごす日、というような印象を受け、文化に触れることができました。

パリ市内の数年振りの大規模なストライキに遭遇し、地下鉄やバスが機能していなかったこと、美術館の入館時間が遅れること、オペラ座の公演が中止になったこと、などに遭遇し折角旅行に行ったのに困りました。また、パリ市内は車の交通量が大変多く、シャルルドゴール空港からオペラ座付近のホテルまで交通渋滞に巻き込まれ1時間半ほどかかりました。最終日、飛行機に間に合うかひやひやしたので、特にストライキ中は余裕を持って行動しなけれならないと思いました。ドライバーさんの運転も荒く車間距離が近いので、運転中も少し怖かったです。

ギャラリーラファイエットで、有名どころのブランドものは一通り購入できますが、日本の百貨店の元旦セール並みに混んでいます。モンサンミッシェルはとても美しく、大変感動しました。モンサンミッシェル内は石造で少し無機質な内観ですが、少し遠くから見た、ライトアップされたモンサンミッシェルは一見の価値ありですので、フランス旅行の際は絶対にお勧めしたいです。

友人と冬休みに年越しで、エジプトに行きました。ロシアの航空会社を利用して、8日間で18万円くらいだったと思います。モスクワでトランジットして、4時間ほど空港内で時間を過ごしましたが、電気も暗く独特の雰囲気でした。目的は観光で、小さい時から一度は訪れてみたいと思っていたので、思いきって行きました。その当時もあまり周りでも行った人が居なくて、珍しがられたのを覚えています。テロとかもあまりない時代だったので、それほど考えずに行くことを決めました。

エジプトの観光名所を巡るツアーで、40人ぐらいの大所帯で添乗員も日本から2人引率してくれました。エジプトの観光地は転々としているので、バスがメインで移動しましたが、国内線も6回くらい乗って移動しました。アブシンベル宮殿、ギザのピラミッド、王家の谷、エジプト考古学博物館、ルクソール宮殿など見応えのある名所の数々に訪れました。

日帰り旅行2.jpg

食事もツアーに全て付いていて、エジプト料理が多かったですが、私にはとても食べやすい味でした。私たちのツアーは陸路でバス移動でしたが、同時期にクルーズのツアーも同じ会社がやっていて、クルーズ組は衛生状態が良くなかったのか、結構お腹を壊したと聞きました。私自身は美味しく頂き、一度も体調を崩すことはありませんでした。

遺跡のスケールと素晴らしさに、どこに行っても感動しました。今で言うならインスタ映えスポットだらけですね。念願かなってギザのピラミッドにも行きましたが、砂漠のど真ん中にあると思いきや、街がすぐ側のカフェでのんびりしながら窓越しにピラミッドを見たのは不思議な感覚でした。

このピラミッドが造られたのは、約4500年前、紀元前2500年頃とされており、メンフィスとその墓地遺跡として世界遺産に登録されています。高さは139mで、世界最大の墓になります。クフ王はエジプト古王朝時代の第4王朝のファラオですが、クフ王のミイラ自体は、ここから発見されていないそうです。

その大きなピラミッドの内部にも入れて、狭い通路をグングン登って行くと小さな部屋に出ました。クフ王のお墓です。なかなか貴重な体験で、本当に行って良かったなと思っています。現地で出会った添乗員さんも良い人で、ツアー仲間とも段々仲良くなって、本当に楽しい旅を満喫しました。

帰る日の前日には、泊まったエジプトのホテルの理髪店で髪をカットして貰いました。英語も通じず、勝手も日本と全然違いましたがコミュニケーションを取るのも面白かったです。ちなみに凄いバサバサ切られて、自分的にはヤバイ、会社大丈夫かな?って思っていたら、会社の同僚にはすこぶる好評で笑えました。

旅行中にお土産を買うと、誰が教えたのか、儲かりまっかボチボチでんな〜みたいなことを言ってくるエジプト人がいてびっくり。日本人が教えるんでしょうね。路上ではとにかく、しつこいくらいにお土産を売ろうとする人もいて、バスに乗り込んでも窓を叩いて買えと言われたのにはまいりました。

日本人は金があるだろう的なことも平気で言われるし、小さな子供までどうにかお金を取ろうとするのには悲しくもなりました。ちゃんとしたお土産屋さんでは、普通にショッピングも楽しめます。どんどん値切って良いと教えて貰ったので、値段交渉を何度もしました。その店主とのやりとりがとても面白くて、まさに旅の醍醐味だなと感じました。

ギザのピラミッドは、夜になるとライトアップショーが始まります。写真とかでは昼間のピラミッドしか見たことが無かったので、ライトアップやレーザー光線と音楽の競演にとても感動しました。年越しもしましたが、みんなでダンスしながら大笑いして年越しした楽しさは今でも忘れられません。

10月にベトナムのホーチミンへ一人旅をしてきました。まとまった休みが取れたため、気分転換にのんびりしたいと思い、行ったことのないホーチミンを選びました。関西空港からタンソンニャット空港までベトナム航空を使い5時間ほどのフライトでした。気候は一年中暑いのですが、私が訪問した10月はちょうど雨季の終わりころだったようで、毎日日中か夕方にはまとまった大雨が降りました。ただ、スコールなので長くても30分もあれば降りやんで、雨上がりのしっとりした空気も熱帯の情緒が感じられて良いものでした。

ホーチミンは意外と有名な観光地といった見所が少なく、世界遺産もありません。ただ食文化やスパ、マッサージなどがとても充実していて、毎日をリラックスして過ごすにはとても良いところでした。ベトナム料理や各国料理を楽しみつつ気が向いた観光地を少し訪れて、1日の終わりにマッサージで疲れた足をほぐしてもらうという過ごし方をしていました。

その中で訪れたところのひとつは戦争証跡博物館で、オプショナルツアーに参加しました。ここはベトナム戦争時の従軍写真家らの写真や戦争の遺物などを展示しており、戦争の現実を後世や世界に伝える役目を果たしています。中でもホルマリン漬けの胎児が展示されており、想像以上の衝撃を受けました。ちなみに午前の営業は12時までだったのですが、11時55分ころには博物館のスタッフが昼休憩に入りはじめ、早々に追い出されたのは熱帯の国らしくて面白く感じました。

とにかく人の明るさが印象に残る国でした。毎日晴天で暖かい気候なのも要因なのかもしれませんが、人懐っこい人の多く感じられました。ホーチミンでは路上のそこかしこで小さな露店が出ています。地元の人たちがプラスチックの椅子をと小さなステンレスのテーブルを置いて、コーヒーやさとうきびのジュースの路上カフェやフォーの店をしています。

日中歩き疲れて休憩をしようと思い、路上のカフェでコーヒーを飲もうと思い立ったのですが、注文の仕方がわかりませんでした。立ったままキョロキョロしていると先客の地元のおじさんが、ここに座れと椅子を引いて勧めてくれました。その椅子に座って、おじさんが飲んでいるコーヒーを指差して同じものを注文しました。ベトナム語ができないのでおじさんとは片言の英単語で話すこと以外できなかったのですが、同じテーブルに座ってのんびりコーヒーを飲みながらバイクの走り回る路上を見ているだけで、不思議と楽しいものでした。

日帰り旅行1.jpg

道路を渡れなくて苦労しました。ホーチミンでは想像をはるかに上回るほどのバイクが走っていました。道路を埋め尽くすほどバイクがいますし、家族での4人乗りなんかも見かけるほどです。観光地になっている中心地はとりわけ交通量が多かったこともあり、とにかく大変でした。怖くて渡れないんです。車幅いっぱいに、しかも切れ目なくバイクが走ってきますし、日本のように信号も整備されていません。

タイミングを見て横断するわけですが、なかなか切れ目ができず、結局数分間道路の反対側を眺めて立ち尽くすこともありました。たまに同じように道路を渡れない他の観光客の人と一緒になることがあり、お互い目を合わせて苦笑いしながらこわごわ横断することがあったのは面白くもありました。

現地で知り合った日本人の方に聞いたところ、ゆっくり渡ればバイクが避けてくれるので轢かれることはないとのことですが、やはり慣れるまでは苦労しました。保険をかけていなかったので、怪我や事故には絶対にあわないよう気を付けました。ちなみにものすごい交通量の道路を、地元のおばあさんがゆっくり平然と渡っていくのを見た時は本当に驚きました。とはいえ、事故は多いのではないかと心配になりました。